2021年12月現在。

太陽光発電を設置して10年以上経つ設備が増えて参りました。

その時、同時に増えるのがパワーコンディショナーの故障になります。

最近では当社でも交換などのお問合せが増えて参りました。

パワーコンディショナーの故障という事は発電が止まる(ゼロになる)ので交換、若しくは修理など他の選択肢を考慮する必要があります。

その時に相談できる設置業者がいればいいのですが残念なら10年もするとパワーコンディショナーを設置した業者がいないことが多々あります。

となるとお客様は必然的に交換が良いのか、修理できるものなのか迷ってしまう羽目になります。そこで、

「パワーコンディショナーが故障して交換が良いのか、修理が良いのかと迷われている方へ」

パワーコンディショナーが故障した時の選択肢は？交換？修理？ほったらかし？

パワーコンディショナー（略して「パワコン」や「PCS」とも言います）が故障した時の選択肢は以下の❶～❹になります。

❶諦めてほったらかしにする

❷修理する

❸交換する

❹蓄電池を導入する

如何でしょうか？ほとんどの方がこの四択ではないでしょうか？当社特別なご提案としまして❺番目のご提案も御座います。

❺タケモトデンキにしかできないご提案（最後にご説明いたします）

先ずはお問合せが多い4つの選択肢のご説明をさせて頂きます。ちなみに上から投資コストが少ない順番になっています。

※解説例として分かり易くする為に5kWの太陽光(売電単価36円)を設置して11年目でパワーコンディショナーが故障したご家庭(発電分の一部を自家消費していた時の電気代年間12万円)を想定した解説になります。

では早速行きましょう。

 

❶パワーコンディショナーが故障しても、交換も何もせずにほったらかしにしたら？

故障して、交換も何もせずに諦めてほったらかしにするとどうなるのか？その時のリスクをお伝えします。

■リスク⒈《経済的損失》

売電(FIT)期間中の差引した年間電気代はマイナス18,600円(売電:¥138,600)

ほったらかし後の差引した年間電気代はプラス169,500円(売電はもちろんですが、自家消費分もなくなる為)

となるので、売電中と故障後ほったらかしの差額は

[169,500円-(-18,600円)=188,100円]

つまり、パワーコンディショナーが故障して交換も何もせずほったらかしにすると投資コストは全く掛かりませんが、故障していない頃に比べると毎年188,100円も損失していることになるのです。

太陽光パネルの寿命は20年以上の製品が多いので残り10年を掛け算すると実に1,881,000円の損失にも上ります。

それを考えるとパワコン費用はここから捻出する考えも出来ますね。

■リスク⒉《電気故障リスク》

故障の場合、一番避けたいのは不意な電気火災です。

滅多にあり得ない事です。しかし危険はゼロではありません。

これを避けるためには太陽光パネルのブレーカを落とし、電源側のブレーカも落としていればほとんどのリスクは回避できます。

ただ、太陽光パネルのブレーカはパワーコンディショナー内部にあるので切るのが難しい場合があるので専門の電気工事店にお願いしましょう。

何はともあれパワーコンディショナーが故障したら（気づいたら発電がゼロの場合）何もせずにほったらかしではなく速やかに専門業者に連絡しましょう。

また、ひとつだけ注意点として太陽光パネルはブレーカを落としても発電は続いていますので、もしパネルの撤去などされる際も専門業者にお願いされて下さい。

 

❷パワーコンディショナーを交換せずに修理の相場は？

パワーコンディショナーの修理に関しまして、正直言いまして「修理依頼をしないと分からない」としか言いようがないことが殆どです。

メーカーも様々です。

およそ10年前、当時のシェア率から言いますとシャープ製のパワーコンディショナーが一番高いので故障件数も多いです。

次に多いのがサンヨー(現パナソニック)製のパワーコンディショナーです。

そしてたまにあるのが三菱製パワーコンディショナーになります。

当社は専属の修理協力業者様があるので修理と言う部品交換が可能です。

しかし中をバラしてみないと分からないので直るかどうかも分かりません。この時点で費用が発生するので「費用を払ったけど直らない」と言う場合もございます。

修理費用は電源部分の不良による交換修繕の場合が一番お安いですがあまりこのパターンは無いようです。

またパワーコンディショナー本体が直ったとしてもリモコンが不良である場合もあるなど、デメリットの方が高いので個人的には余りお勧めはしておりません。

 

くれぐれもDIYで修理はされないで下さい。万が一の際にそれが原因であれば恐らく火災保険も出ない事になるかと思われます。

 

❸パワーコンディショナー交換の相場は？

これは各メーカーと種類や容量で様々ですが交換の相場価格としまして1台あたり20～40万円が相場ではないでしょうか。

これにリモコン交換など発生すると数万円追加費用として出て行くイメージです。

また、時代の流れですが価格推移として今までは下がっていたシステム価格も2022年以降、もしかしたら上がる傾向にあるようです。

少しでも不安に思われた際は交換も視野に入れられて早目にお問合せをされた方がいいかと思います。

またパネルメンテナンスに関しても必ず依頼されて下さい。せっかくパワーコンディショナーを交換したのにパネルの発電容量が少なかったら元も子もない話しになってしまいます。

※メンテナンスに関して下の項目で少しだけ詳しくご説明させて頂いております。

補足ですがパワーコンディショナーを正式に交換するとなると電力会社への更新申請が再度必要になります。

 

❹パワーコンディショナーから蓄電池へ交換の相場は？

住宅用蓄電池の相場もメーカー次第で様々です。しかし必ずパネルのメンテナンスをしっかりされて下さい。

パワーコンディショナーの交換も、どちらにせよ蓄電池を設置される際、太陽光パネルが発電していなかったら元も子もありませんので。

∟とても大切な太陽光パネルのメンテナンスに関して

ここで余談ですが「パネルのメンテナンス」に関して、とても大切な事なので少し長文になりますがお話しさせて頂きます。

「太陽光パネルのメンテナンスできます。」という業者さんの9割と言って良いほど「実は出来ません。」

正確に言うと「出来るメンテナンス機器を持っていません」

「え！？そんなはずないでしょ！？」と思われますよね。では、そう言われた業者さんに聞いてみて下さい。

「何の機器ででメンテしますか？」と。

殆どの答えが「目視と電圧計測器(テスター)を使ってメンテナンスします。」と言われます。

しかし実は「テスター」ではメンテナンス出来ないのです。

正確に言うと発電が正常かどうかは絶対に分かりません。

詳しくは私が過去に書いたブログを読んで頂ければ幸いです。

詳しいブログはこちらです。

 

また稀に「IVカーブトレーサー」と言う専用機器を持って検査をされる業者さんもいらっしゃいますが、この機器を読み説くにはかなりの専門知識が必要になります。

インピーダンスや電圧、電流値の関係を見ながら何が原因でカーブが変化したのを独自で読み説かなければなりません。

この機器は天候に左右されるのでかなりの技術が必要になります。という事は読み説く人次第で結果が変わる可能性がおおいに有るという事です。

当社ではその様なことがない様に「SOKODES」と言う専用機器を用いて誰が計測しても間違いがない日本語表記で「●枚目前後に不具合があります」と教えてくれる機器を導入しております。

この機器、車が1台買えるほどの金額です(汗

 

かなり話しがズレましたがここで本題に戻します。

蓄電池交換の大体の相場観は100～250万円ほどです。それ以上だったら少し疑ってください。以下でも怪しいかも知れません。

蓄電池に交換する時の注意点はパワーコンディショナーの寿命です。10年以上経ったパワーコンディショナーは遅かれ早かれ故障するリスクが高いので選択されようとされている蓄電池が「単機能型」なのか？「ハイブリット型」なのか？のちの運命を分けると言ってもいいぐらい大切な選択です。

専門家の意見をしっかり聞いて納得した上で購入されて下さい。

ただし専門家でも偽物がいますので見分け方として「元を取りますよ」と言う専門家はウソつきな偽物なのでお気を付けください。

「決して元は取れません」

また同じようなトークの中で「サイクル数が12,000回だから寿命が20年以上あります」と言うのも完全にウソつきです。

電池のサイクル数が12,000回であって蓄電池の性能自体の寿命が20年も持つのを保証する訳ではないからです。

言葉巧みに話す悪質な訪問販売業者には、くれぐれもお気を付けください。

あなたにぴったりな蓄電池を1分で見極める簡単なYes/Noチャートはこちらです。

 

❺タケモトデンキにしか交換できないパワーコンディショナーの効果とは？

これは熊本広しと言えど、九州広しと言えど、日本広しと言えど、まだ扱っている業者が少ないパワーコンディショナーを当社の強みとして扱っております。

九州では恐らく当社のみの扱いとなっております。（2021年12月現在）

メーカーはSolaredge（イスラエル製）ですので納品も早いです。発注後7~14営業日で納品可能です。

「それ、どんなパワーコンディショナー？」と気になられてた方はご連絡下さい。納期も早く、高性能で高い変換効率(99％)です。

※家庭用、産業用どちらも取り揃えております。

パワーコンディショナー交換するだけで、今までのデータ値で少なくとも10%の発電上昇が見込めます。

影がかかる発電所であれば更に効果は絶大です。

これを発電所の「Repair(リペア)」や「Repowering(リパワリング)」と言います。

特徴としてパネル毎の発電量を調整したり、パネル一枚毎の発電量も遠隔により見えるので緊急な駆けつけ費用の削減にも繋がります。

更に詳しいブログはこちらです。

 

 

❻ソーラーエッジパワーコンディショナーに交換後の実力

仮に、故障したとしてソーラーエッジ製パワーコンディショナーに交換すると発電量がアップします。

売電が7円でも年間に29,645円あります。

更に自家消費も復活するので年間約49,500円電気代が下がります。

売電と自家消費を合わせると年間約79,145円の経済効果があります。

このパワーコンディショナーは何と製品保証が驚異の20年間付いているので20年で1,582,900円の経済効果をもたらしてくれる計算になります。

ソーラーエッジのパワーコンディショナーの製品保証20年は世界中探してもどこにもない製品です。

 

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また熊本の地元に根付く企業ポリシーとして無理な営業は一切致しませんのでご安心ください。