DIYできる？これからの太陽光は小さく設置して大きく活用する時代！

2023年11月05日( 日 )

DIYできる？これからの太陽光は小さく設置して大きく活用する時代！

熊本市北区から

太陽光発電を普及させ

本気で再エネ１００％を目指す男、

竹本雄一です！

DIYできる？これからの住宅用太陽光発電は小さく設置して大きく活用する時代へ！？

結論から先に言います。「DIYで太陽光発電の設置は不可」です。いきなり「不可能」と言ってすみません。

ただ、電化製品を使う程度の市販されている折りたたみ式ソーラーパネルとポータブル蓄電池でのDIYは全然大丈夫です。

※弊社でも取り扱いのある商品です

「不可能」な例はお家の分電盤(脱衣場などの高い所にあるブレーカがたくさん付いている箱)へご自身でソーラーパネルやAC/DCコンバータ、自動車に使用する鉛電池などを接続するようなDIYは絶対にお止め下さい。(電気工事士の免許があっても不可です)

分電盤回路に接続する場合は必ず電力会社への申請が必要になります。これを守らず系統（電柱）側に逆流した電気により何か事故があった場合、高額な賠償金を請求される可能性がございます。

たまにSNSやYouTubeなどでDIY的に紹介されてますが個人で系統（電柱）側に繋がる電気を扱うのはとても危険です。もし万が一、ご自宅が火災になったとしても火元原因がそれによるものだと判明すると保険すら出ない可能性が高いです。プロの会社にお願いしましょう。

ではどうしたら良いのか？今回のブログは一般的な太陽光発電業者が紹介しない内容になります。何故かと言いますと、業者のほとんどは屋根一杯にソーラーパネルを載せる提案しかしません。小さく設置しても受注金額が小さいからです。

しかし私が提唱する太陽光発電システムは普通と違います。これをご一読される事で「太陽光発電は無理して屋根中に載せなくても小さくて良いんだな」とご納得頂けると思います。

と言う事で今回のテーマは以下になります。

と、その前になぜ「小さく設置して大きく活用する時代」なのか？ですが、それは皆さんも実感されてらっしゃる「物価上昇」ですね。

太陽光発電も例外なく値上げされています。ただ太陽光発電をご検討されてると言う事は電気代の高騰を実感、若しくは今後の懸念をされてる方が多いのではないでしょうか。

そこで大切なのがバランスです。

現在、お使いの電気使用量、太陽光発電の設備容量、発電量、昼間の在宅状況、これらの情報が大切です。

このバランスを絶妙に試算することにより安くてコストバランスの良い設備をDIY的に専門業者と一緒に設計することで手に入れることができるのです。

それでは更に詳細な内容を記した以下の目次ブログをご覧下さい。

⒈太陽光発電を小さく設置するメリット
- ・メリット❶ 『設置費用が安く済む』
- ・メリット❷『昼間の発電量が小さい』
⒉太陽光発電を小さく設置するデメリット
- ・デメリット❶『太陽光発電システムメーカー次第では発電しない』
- ・デメリット❷『太陽光発電システムの設計が難しい』
⒊太陽光発電を小さく設置するときのポイント
⒋太陽光発電を大きく活用するときのポイント
⒌太陽光発電を大きく活用する最も相性の良い電化製品は？
⒍太陽光発電を大きく活用する更に相性の良い設備は？
●まとめ
●お問合せ
おまけ

⒈太陽光発電を小さく設置するメリット

・メリット❶ 『設置費用が安く済む』

小さく設置すると言う事は設備容量が小さいです。小さいと言う事はソーラーパネルの枚数が少なく済みます。その分、システム価格が下がると言う事です。

・メリット❷『昼間の発電量が小さい』

これだけ読むと「え！？デメリットでしょ？」と思われるかも知れません。しかしこれが今からお伝えするメリットに変わるのです。

発電量が小さいと言う事はご自宅で昼間に使う電気で殆ど使い切ってしまう事ができる、と言う事です。この状態を「自家消費率が高い」と言います。

これの何がメリットかと言いますと昼間の高い電気代を消すことにより電気代の高騰に待ったをかけることができます。

昔は「余った電気は売る」方がメリットが高かったのですが今は「創った電気は使い切る」方が明らかに経済効果が高いです。

ご存知の通り「売電単価は下がり、買う電気代が高くなっている」事が最大の理由です。

⒉太陽光発電を小さく設置するデメリット

・デメリット❶『太陽光発電システムメーカー次第では発電しない』

これは気を付けないとまずい事になります。理由は専門的なので詳しくは書きませんが一般的なメーカーでは小さ過ぎると発電が悪くなり何時になっても発電が開始しない事態となってしまいます。

・デメリット❷『太陽光発電システムの設計が難しい』

上の理由と近いのですが設計次第では殆ど発電しない設備になってしまいます。特に「多面設置」と言いまして屋根の2面以上に設置する場合、要注意です。ポイントは次の項にて。

⒊太陽光発電を小さく設置するときのポイント

・ポイント❶「太陽光発電システム自体の設置設計が大事」

ちょっと難しい話しになりますが大切なのでじっくりと読んで下さい。

ソーラーシステムを組む為には「ソーラーパネル」と「パワーコンディショナー」が必ず必要になります。

ソーラーパネルは発電するだけ、と言ったら乱暴ですが今回のテーマにはあまり関係がないので軽く書いておきます。

大切なのはパワーコンディショナーの性能です。一般的なパワーコンディショナーはソーラーパネルが集まって来た電線を繋ぐ箇所が2〜4箇所あります。

この1箇所、1箇所に接続できる最低枚数と最大接続枚数があります。今回は小さく設置したいので最低枚数が大切になります。

最低枚数でも発電がしっかりと出来るシステム構成が大切になります。そして少ない枚数でも発電量が良いソーラーパネル選びが要になります。

・ポイント❷『太陽光発電システム構成を組むメーカー選び』

それはパワーコンディショナーのメーカーになります。

日本で販売されているメーカーはパネルとセットになってるので自由に選ぶ事が難しいかも知れませんが、それでもシステムに詳しい会社さんであれば小さく設計は可能です。

信頼あるシミュレーションを作ってくれる会社さんにお願いしましょう。自作でエクセルみたいな計算書で作ってあるシミュレーションは要注意です。数字を誤魔化せるので信頼できません。※メーカーのロゴマークスが入っていると信用できるものである事があるので見極めの参考にされて下さい。

・ポイント❸『足りないとき増設できる余裕を』

小さく設置するのでもしかしたら将来的に「物足りない」となる可能性もあります。

その際に後から増設ができるように予備配線をしてくれるお願いをしておくとベターです。

また増設ありきの設計を最初からしてくれるような会社にお願いすると信頼がある会社さんです。何故なら普通の太陽光発電を販売する会社だと面倒と思うので「今のうちに載せるだけ載せておきましょう」と言うからです。

弊社の場合、最初から載せても、数年後に載せても費用としてはほとんど変わらないように設計しております。※将来の物価高は検討項目に入れておりません

⒋太陽光発電を大きく活用するときのポイント

太陽光発電を大きく活用する時のポイントとしまして確実に言えることは「昼間に発電した電気を余すことなく使い切る」と言う話しになります。

この際、無理のある訪問販売業者に言わせると→「今は蓄電池と同時設置がお得ですよ。今ならキャンペーン中で●十万円お値引」とか「エアコン●台プレゼント」とか「最新エコキュートプレゼント」などと無理のある蓄電池の営業をしてきます。

弊社は違います。もちろん弊社も蓄電池販売施工が多数ありますので蓄電池全てＮＧとは決して言いません。

ただ今回のブログをお読みの方は「なるべく安く設置して少しでもお得感を」と考えていらっしゃると思います。そんな方に「蓄電池で電気代がお得に」と言うトークはウソになります。

ですので結果はこうです。

「昼間発電した電気を効率よく有効に使い切る」です。

それが何かと言いますと天気の良い日はなるべく昼間に洗濯をしたり、掃除機をかけたり、食洗器を回したり。

この様に効率よく発電した電気を使い切って行きます。※発電量と消費量が見れるモニターがあると安心です。

⒌太陽光発電を大きく活用する最も相性の良い電化製品は？

相性のいい電化製品とは？？

上の項を読まれて少し「ん～・・・。」と思ってしまわれた方もいらっしゃると思います。

それは「自分で考えてやるのはめんどう・・・」とか「昼間に家に居れば良いけど・・・」ではないでしょうか？

それは確かにごもっともです。それを少しでも解決してくれるのが相性の良い家電になります。

現在はタイマーで設定できる家電が多くあるのでぜひ活用されて下さい。「お！明日は天気良さそうだ！洗濯機はタイマーで昼間に乾燥までやっちゃおう！」とか「今日は天気良さそうだから朝食の片づけは食洗器に任せて朝の時間をゆっくりと」と言う様な心のゆとりも出来ます。私感としましては以下の様になります。

■太陽光発電と相性の良い電化製品■

→第1位：洗濯機（乾燥機能付き）

→第2位：食洗器（乾燥機能付き）

→第3位：エアコン（遠隔操作機能付き）

となります。

タダで創った電気を有効活用し、生活を楽にして下さい。設計通りに組み立てれば可能な発電設備が設置できます。

⒍太陽光発電を大きく活用する更に相性の良い設備は？

上の項が「電化製品」だったのに対し、こちらでは「設備」とあります。

電化製品でもかなりの有効活用が可能ですがこちらは更に快適に自動で昼間の電気を有効活用してくれる設備になります。

それは、昼間に沸かすことが出来るエコキュートになります。

「な～んだ」と思ってしまいますよね？確かにエコキュートは昔からあるし皆さん認知度も高い給湯設備になります。

しかし、わざわざブログに書く理由は意外と皆さん、この事をご存知ではないからです。

それはエコキュート（若しくは電気温水器）を設置されていらっしゃるという事は例外なくオール電化契約ではないでしょうか。

この契約の特徴は「昼間の電気代が他と比較しても格段に高い」ことです。更に電気代高騰が進むとどんどん差が開くぐらい高くなって行きます。

ピンと来られた方は流石です。そうです。この比較にならないぐらい高くなって行く昼間の電気代をほとんど消し去ってくれるのが太陽光発電なのです。

特に6年以上前（2023年現在）にオール電化にされているご家庭は要注意。今のオール電化契約と比較しても昼間の電気代が高いです。

ただし！その分、夜間電力が安いのです。

つまり！高い電気代は太陽光発電で消し去って安い夜間の電気代だけ払えばいい！と言う事になるのです。

更に今回ご紹介するエコキュートは昔のとちょっと違います。詳しく書くと長くなるので簡単に描きますが、今のエコキュートは何と！

「自動で次の日の天気を予測し、昼間の余った電気でお湯を沸かすように勝手に自動で動いてくれる」のです！

言ってみたらちょっとしたAI付きエコキュートですね。遠隔でも操作できるエコキュート。それはパナソニックだけの持つ機能になります。

PanasonicエコキュートのURLです

確かに本体代は少し高いですが、この電気の有効活用はかなり期待できます。

ただし注意点が。

それは自動で動いてくれるのですが細かい天気の変化には対応できません。また遠隔で操作できるのですが今現在、創った電気がどれほど余っているのか出先など遠隔で見る事が出来る太陽光発電システムが必要になります。（遠隔地で見れなくても大丈夫ですが、見れないと本当にエコキュートが効率よく動いてくれているのか確かめようがありません）

つまり、昼間沸かすタイプのエコキュートと合わせて必要になるのが家に居なくても発電と消費が確認できるモニタリングシステム（アプリなど）が必要と言う事です。